超凡人サラリーマンのためのビジネス書ベスト100

意識が低すぎず高すぎず、大きすぎず小さすぎず普通の会社に勤めるサラリーマンが、大量に読んだビジネス書の中から本当に普通の人でも役に立つ、みんなが知らない意外な百冊を紹介していきます。

マインドフルネスと仕事のパフォーマンスについて

マインドフルネスってなんか怪しいよね?

人間のパフォーマンス向上のための心理学
-マインドフルネスーアクセプタンスーコミットメント・アプローチー

 

パフォーマンス心理学の研究で注目すべきことは、望ましくない思考や情動を抑圧したりコントロールしたりしようとする試みは逆説的効果を生み出すことを示している。抑圧やコントロールの技法は望ましくない認知-情動的活動が心の中に起こっていないかを検索するメタ認知的精査を引き起こし、その徴候でも見つけるとそれを意識化させる働きをする(Purdon, 1999; Wegner, 1994)。

 

 さらに、Clark, Ball, & Pape (1991)は、思考の抑圧やコントロールは、一層多くの望ましくない思考や情動の生起を引き起こすと述べている。望ましくない思考が活性化されると情動や生理的活性化が起こってくることがしばしばである。そして、過度な認知的活動と課題に不適切な注意の焦点づけが、課題に関連した注意と目標指向的行動を阻害するようになる。この結果が、dysfunctional performance (機能不全の実行)をもたらす。

 逆に、機能的な実行は課題に焦点づけられた注意(task-focused attention)を必要とすることが、実験データによって示されている(Barlow, 2002; Gardner & Moore, 2001)。このときの注意は外的な刺激や、選択肢や、随伴する出来事に向けられている。これに対して内的な思考や心理プロセスに向けられた注意は、自己に焦点づけられた注意(self-focused attention)と呼ばれている。

 このような観点に基づいて、Crocker et al. (1988)はバレーボール選手にストレスマネジメントの介入を行った。その介入法は現時点への注意力を高めるための瞑想法のような技法と、課題に焦点づけられた注意を高める方法と、情動への対処をパッケージとして含んでいた。この研究の結果はアクセプタンス技法の予測するものと一致していた。つまり、不安や否定的な思考には有意な低下は見られなかったけれども、成績は有意に向上していた。この向上は6週間後まで持続した。

「人間のパフォーマンス向上の心理学:マインドフルネス―アクセプタンス―コミットメント・アプローチ」(第2章要訳)

 

マインドフルネスについては日本語で書かれているものだとこの人のほんが最も権威があるが、最初の本はなぜか小説になっていて読みにくい。

 

 

なので、要約されているCDブックをおすすめします