超凡人サラリーマンのためのビジネス書ベスト100

意識が低すぎず高すぎず、大きすぎず小さすぎず普通の会社に勤めるサラリーマンが、大量に読んだビジネス書の中から本当に普通の人でも役に立つ、みんなが知らない意外な百冊を紹介していきます。

読書術・メモ本・ノート本=インプット/アウトプット本まとめ

結論

読書術本=インプット本、メモ本=アウトプット本というイメージだが、結局お互いに重複するトピック

インプット=読書術本の勧めることはたいてい以下の通り

・(目次から)内容を事前に予測せよ

・著者の主張を抽象化し、今現在自分が抱える問題に活かせ

・人に教えられるように簡単に要約せよ

・同じジャンルの本は固めて読め

・メモをとれ

(なおこれは主にビジネス書は実用書を対象とした読書術であり、教養書はまた別になるが、個人的に悪いイメージがある(コンサル系の人:例えば瀧本哲史とかの言う教養はだいたい大学での真面目な研究をバカにして居る感じがある)のでそこはいったん、おいておく。)

だが、私の好きな「○○実験によると」タイプの話は異様なまでに少ない。(もっとも私の拘泥が異様という説もある)せいぜい、人に教えることは最大の学習である、といったことが言われる程度である。抽象化して活かせというタイプのアドバイスはなるほどというか、私は最初から複数の例から抽象化されていないと納得がいかないタイプなのだが、過去はそういう本は多くなかったことでいうと、ビジネス書を読むにあたっては自信で積極的に抽象化出来る人のほうが活かしどころが多いだろう。

ふんわりした分野なので決定的な本がないので散発的に紹介する。

インプット・アウトプットが10倍になる読書の方程式

 

素晴らしい本とは思わないが、1冊1冊の主張を「視点」と「法則」という風に、抽象化して把握し、自分の問題に活かせ、ということのみで1冊貫かれているので、とりわけこれが足りないと思われる方は読んでも良いだろう。

視点が固定化しないように、リストアップして眺めているというのは、ラテラル・シンキングとかでふんわり「前提を疑え」みたいに言われるのに対して、具体的な対処法だとは思う。

知的戦闘力を高める独学の技法

 

ビジネスの話の場で、ぱっと歴史の事例とかをひっぱってきたいタイプの方向け。(人文系の概念のことも出ているが、人文系の概念はもともと抽象化されているので、ある程度腹落ちしてれば、自然と思いつくのであんまり「よーし活かすぞ」みたいに意気込む必要もないのではないか。)

まず自分の勉強する範囲をちゃんと決めたほうがよいということを言っていて、それ自体はたしかにという感じもある。この著者自体のスタンスとしては、よくある「トップ1%になるより、2つのジャンルのトップ10%になったほうが希少性がある」みたいな感じで、人文知とビジネスを結びつけますよという感じ。上のように、どちらかというと歴史のシーンをぱっと持ってこれるというのは面白いとは思う(二方面作戦とか)が、うーんビジネスに役立つという観点からはやはり軍事戦略系や地政学系であってこそという感じもする。

上の本と比べると浅く広くトピックが扱われている(抽象化についても出ているが、当然『読書の方程式』からすればあっさりしている)ので、概論としてまず読むには悪くない印象。

学びを結果に変えるアウトプット大全

 

 

インプット系の本というよりはメモ術的な内容を含んだ上で、TODOリストやコミュニケーションなど、よくあるライフハック系の話が雑多にまとまった本。樺沢紫苑の本はこういう感じで相互に重複している(よく言えば、1冊あたりの独立性が高いので、1冊で完結するようになっている)。ノートは全部同じシリーズにとって、日付で管理する、なんていうのはわかりやすい。

 

超独学法

 

知的生産の技術

ノート術

TAKE NOTES!

 

 

すべてはノートからはじまる

 

どうやら理論編のようだ。理論が好きなタイプなのでぜひ確認したい。