「要所だけで大丈夫」本はTOC系、仮説スタート系、システム思考のだいたい3種類
○○だけでいい!って魅力的ですよね。
生産の流れのボトルネックを突き止めろ系=TOC(制約理論)系
これは結構業種によって使える使えないはある部分もあるんですが、まずメーカーの生産プロセスとかを想定した本です。材料から最終工程までものが流れていく前提で、ボトルネック以外を改善すると在庫がたまるだけだから、ボトルネックの改善に力を注げって話ですね。
最初に最重要課題を決めて決め打ちでいけ系=イシューからはじめよ系
イシューからはじめよは典型的なコンサル系で、ある意味時短主義というか。問題解決=最初に仮説を立てろというヤツです。
これってインタビュー本とかにも書いてある話で、記者は最初にストーリーを作っていけ、ってやつです(でもこれってマスコミ批判とかでもよく言われるやつなんですよ、相手の話をちゃんと聞けよっていう。だからコンサルにせよ前提として基本的な事実は事前にちゃんと把握するというのがあって、それが私は超凡人が新ジャンルに乗り出すときに本当に当てはめられるのかなあ?と思うところではあります)。
てこの原理を使え系=システム思考系
ループ図みたいなのを書いて、要所から変えていこう、という話で、私が「要所だけおさえたら簡単にすごい成果が出る!」という嘘みたいな話に応えているのはこのジャンルかなと。
ただ、問題の前提となっている構造によるんですけどね。当たり前です。どんな問題でもてこの支点があるわけではないという。
ただ、KPI本とかの前提としてこういうものを読んでおくのは意味があるんじゃないでしょうか。